令和8年4月1日、トラック新法による「白トラ規制」 がいよいよスタートしました。
物流系の業界紙によると、施行直後からダンプ業界では早くも効果が出始めているとの報道が出ています。今回はその内容と、今後の課題についてお伝えします。
白トラ規制とは?
「白トラ」とは、緑ナンバー(一般貨物自動車運送事業の許可)を持たない、白ナンバーのトラックが有償で荷物を運ぶ行為のことです。これは法違反にあたりますが、長年にわたり業界内で慣行的に行われてきました。
今回の新法では、白トラへの委託側にも罰則が設けられ、100万円以下の罰金や是正指導の対象となります。
ダンプ業界で特に大きいのは「指名停止」リスク
工事現場でダンプをよく使う建設業者にとって、最も恐ろしいのが違反に伴う公共工事の指名停止処分です。
指名停止になれば、公共工事の入札に参加できなくなります。罰金以上のダメージになりかねないこのリスクが、業者の行動を変えさせるきっかけになっているようです。
その結果、ちゃんとした緑ナンバー事業者への依頼が増え、運賃交渉もしっかり行われるようになってきたとの声が現場から上がっています。
手放しでは喜べない課題もある
一方で、地方においては緑ナンバーのダンプ自体が絶対的に少ないという現実があります。
需要が増えても供給が追いつかなければ、工期の遅れ・インフラ維持・災害復旧といった社会的に重要な場面で影響が出る恐れがあります。特に近年、災害が多発している日本においては、この問題は軽視できません。
法律を守る会社が正当に報われる業界へ
規制の強化は、ルールをしっかり守ってきた事業者にとっては遅すぎるくらいの朗報です。
法律を守る会社が正当な運賃を受け取り、それがドライバーの待遇改善にきちんとつながっていく——そんな業界の姿が、少しずつ実現に近づいていることを願っています。
