ニュースレター

2020年 5月 24日発行
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、かつてないほどに大きな危機を迎えている企業も多いと思われます。

その様な状況を従業員は敏感に感じ取ります。

だからこそ、経営者が伝えたいけど平時はなかなか伝わらないことが社員に響くチャンスとも言えます。

この時期だからこそ、私が顧問先の社員さんに伝えたいと思ったことがありました。
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こんな危機の時代だからこそ、他社の社員との差が一気に開く!!

● 緊急事態の今こそ、経営者の覚悟が試される??

先月に引き続き、コロナの話題です。

もう食傷気味かもしれませんが、こういった時代だからこそ出来る事もあるので、敢えて目を通して頂ければと思います。

先日、ある会社の社員さん向けに話をする機会がありました。

セミナーや社員研修というほどのものではありません。30分程度の短い話です。

今回のテーマである「コロナ危機の今こそ社員に伝えるべき事」がメインのテーマではなかったのですが、メインテーマの前に軽く今回の話をさせて頂きました。

その前提条件を共有します。以下の3つです。

1.この会社はたまたまコロナの影響をあまり受けていない会社です。
2.これまでも業績が非常に好調で内部留保も充分に持っている会社です。
3.この会社の社員さんには、以前から私が定期的に「会社のお金の流れ」や「会社にお金を残すことの重要性」については何度も繰り返しお伝えしてきました。

その前提で読み進めて下さいね。

ちなみに・・・この前提条件を聞いて・・・

「うちとは全く前提条件が違いすぎる会社だから参考にならない!!」と最初から思わないで下さいね。どこの会社にも有効なお話しです。

こういった危機的状況でも、この様な話を社員に共有するような覚悟を持った経営者だからこそ3つの前提条件が出来上がったとも考えられますからね。

こういった危機的状況こそ、経営者のこれまでの、そしてこれからの覚悟が様々な角度から試されます。

● コロナ危機の今こそ社員に伝えるべき事とは??

こんな時代に社員には何を伝えれば良いのでしょうか??
私がこの会社で話した内容を説明致します。

1.何故、現在社長は慌てていないのか??

コロナの影響で、経験したことのない悲惨な状況に陥っている会社も沢山見受けられます。

その様な会社ですと、社長はどうしても落ち着きません。
資金繰りと売上ダウンのことで頭がいっぱいです。
その気持ちは私も経営者ですからよく分かります。

しかし、この会社の社長は慌てていません。
何故でしょうか??

社員の方に質問してみました。
「たまたまコロナの影響を受けにくい業種だからあまり売上が減っていないのでは??」
そんな意見が出ました。

まさにそれはその通りです。
今回のコロナ騒動は、私はよく言うのですが、ババ抜きのババを引くようなものです。
どんなに素晴らしい経営をしていても、観光業や飲食店などはどうしようもありません。

この会社はそういった業種の会社ではなかったというのも大きな理由でしょう。
でも、それだけではないのです。何か??

それはとても単純な話です。
「現金(キャッシュ)を沢山持っているから」です。

もちろんこれは社長個人の現金ではありません。
会社の内部留保です。

この会社はこれまでの堅実な経営で、充分な内部留保を蓄えておりました。

内部留保の貯め方については、文字数の関係で今回は省略します。

「売上が好調だから内部留保が貯まっていたのだろう」という方もいると思いますが、それも一因です。
しかし、内部留保をしっかりと貯めて、それを社員の皆さんにも充分に納得してもらえる経営を着実に積み重ねてきた結果が今の状態です。

2.自分に置き換えて考えてみよう!!

前提条件の3でも書きましたが、この会社では私が定期的に社員の皆さんに「会社のお金の流れ」や「会社にお金を残すことの重要性」についてお伝えしてきました。

その説明をする際に、よく私が話すのが「会社のお金の流れを理解するのは難しいけれど、実質的には家計と一緒だよ」ということです。
つまり、会社のことを考えるときに自分に上手に置き換えて考えられれば、理解が進みます。

今回の場合はこうです。

「もし皆さんが今日で解雇!!と言われたらどうします??焦ります??何故焦るのですか??最初に心配するのはどんなことですか??」

皆さん口を揃えて
「まずはお金。明日から生活していけるかが心配になる」と仰います。

当たり前ですね。
「ではもう一つ質問です。今日で解雇!!と言われたときに皆さんの口座に20万円しか入ってなかった場合と2千万円入っていた場合では気持ちの余裕はどう違いますか??」

皆さんは「そりゃ全然気持ちが違いますよ。2千万円あれば、だいぶ落ち着いて次の行動を考えられます」と答えて頂きました。

● 平時では伝わらないことを有事に伝える!!

もう分かりましたね。

会社にしっかりと利益を残してしっかりと内部留保を貯める重要性を社員の皆さんに伝えることは平時でも有事でもとても大切な事です。

でも、平時だとなかなかしっかりと伝わりません。

「会社だけ儲けたいのか??」
「自分達には全く還元されないのに!!」
「自分達は利用されるだけではないか??」
そんな疑心暗鬼が生じてきます。

でも、こういった事を社員が理解するのはとても大切な事なのです。
そのためには、しっかりと普段から会社のお金の流れについて教育をしておく。
会社が利益を残すことの意味、内部留保を貯めることの意味をしっかりと社員に教育しておく。

平時からこういった事に取り組むことによって、有事の際により説得力が生まれます。
もし今までやれてなかったとしたらしょうがないです。
未曾有の危機に見舞われる今だからこそ、しっかりと社員に伝えるべき事を伝えましょう!!

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今回の気付き

・有事はいつ起こるか分からない。内部留保を残す手法を学んで、しっかりと内部留保を残そう!!

・社員の協力は不可欠。会社が利益を出す必要性、内部留保を残す重要性をしっかりと社員に伝えよう!!

・有事だからこそしっかりと伝わることもある。こんな時代だからこそ他社との差が一気に開く!!
 

 




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