ニュースレター

2019年 8月 27日発行
・大きな利益を生み出す部署のエース社員がまさかの異動希望・・・

・このままでは会社に大きな痛手を生じてしまう・・・

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エース社員が突然の異動希望・・・

退職願ではなかったから良かったものの・・・

彼が他の部署に移れば会社に大きなダメージが・・・

でももしかしたら大きなチャンスかも??
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まさかあの社員が異動希望とは・・・何とか引き留めたいが、辞められると大変だし・・・

●まさかあの社員がこんな事を言い出すなんて!!

今回は結構深刻な相談です。
ある会社の社長さんから聞いたお話です。内容はこんな感じです。

「うちの利益の大半を産みだす部署のエース社員のA君が先日相談してきました。最初は退職の相談かと思って身構えてしまったが、退職ではなかったのでとりあえずはホッとしました。しかし、彼は他の部署への異動を希望してきたのです。これは非常に困ります。彼の所属する部署は当社にとって一番重要な部署だし、そこの売上げが落ちると非常に苦しい。その部署が一番利益を生み出す部署なのはA君がいてくれるおかげなのです。だから、彼にはずっとその部署で頑張ってもらいたいのに・・・何か良い方法はありませんか??」

●正直言って引き留めるのは難しいかも・・・

なんとかしてA君を元の部署に留まらせたいですね。でも、私の正直な感想はこうです。

「A君を引き留めるのは難しいかも・・・」

きっと彼は必死に考えて悩みに悩んで社長に直談判に来たのでしょう。
そうなってしまうとその熱を冷ますのは容易ではありません。
下手をすると肝心のA君のモチベーションを大きく下げる可能性が出てきます。

法律上、会社は、社員の全ての希望を聞く必要はありません。
しかし、今回の問題はそういった法律上の話ではありません。
この相談を受けて「法律上は問題ないですから、A君の希望は無視しても構いませんよ!!」とアドバイスするのは簡単です。
しかし、そのアドバイスは大きなリスクをはらんでいます。

●戦力になる社員ほど旺盛なチャレンジ精神を持っています!!

それでは、今回の問題ではどの様な対処を行ったでしょうか??

まずは徹底的なヒアリングです。
引き留めるのは難しいとは思いながらも、もしかしたらお互いに気がつかなかった大きな誤解が原因で異動希望を出しているのかもしれません。
そうだった場合はその誤解をしっかりと解いてやればもしかしたら翻意してくれるかもしれません。望みが薄くてもこのヒアリングは必ず行いましょう。

何故か??

もし誤解が原因であれば翻意をしてくれなくともその段階でその誤解を取り除いておかないと近い将来また異動希望が出てくるかもしれません。
最悪の場合退職願を持ってきてしまうかもしれません。
良い機会ですので徹底的なヒアリングは必ず行ってください。

ヒアリングはもちろん社長がやってもいいですが、社長には言いづらい事もあるかもしれない・・・
そういう場合は第三者が行っても良いでしょう。
この会社の場合は私が行いました。

ちなみにこの会社のA君の場合はそういった誤解が原因ではありませんでした。

確かにA君は優秀です。
しかし、優秀だからこそ旺盛なチャレンジ精神を持っているケースも多いということは認識する必要があるかもしれませんね。

こういった場合にムリに引き留めると会社を辞めてしまうかもしれません。
そうならないように気を付けながらヒアリングを進める必要がありますね。

●言い古されていますが「ピンチはチャンス!!」

そうなってくると、どれだけ実害を減らしながらA君の要望を叶えるか??に問題が移ってきます。

結論から言うとA君の異動まである程度の期限を設けました。
その期間にA君にはしっかりと引継ぎを行ってもらうのです。
引継ぎといっても今回の場合は単なる引継ぎではありません。

A君がいなくなってもこれまで通りしっかりと利益を出せる組織にするための重要な引継ぎです。A君にとっては部下の育成も含んでおりました。

これを始めてみると意外にスムーズにいくのです。何か特別なことをやったわけではないのです。A君も自分の希望を叶えてもらえるということで力を入れて指導、引継ぎを行っています。

そうすると、これまでは「絶対にA君にしか任せられない」と考えていた仕事を他のメンバーがこなせるようになってきました。
もちろんいきなりA君のようにはいきませんが、いわゆる「属人化からの脱却」が徐々に進んできました。
もちろんA君は退職するわけではないので、異動後もA君からアドバイスをもらいながらうまく回せそうです。

特に中小企業だと「この仕事はこの人にしか出来ない!!」と考えられている仕事が沢山有ると思います。

しかし、その方もいつまでもいてくれるわけではないですし、病気やけがなどのアクシデントにあう可能性もあります。
そんな時のために「仕事の属人化からの脱却」を進めることによって、会社のリスクヘッジを図ることも必要です。

また、優秀な社員の仕事を他の社員に振ることによって、優秀な社員が自分の仕事に集中出来る時間を増やす。
そうすれば、ますますその社員は会社の利益に貢献し始めますよ!!

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今月の気付き

・安易に法律論を持ち出して押さえつけてもそれでは問題は全く解決しません!!

・ムダになるかもしれませんが、手を抜かずにしっかりとヒアリングは行いましょう!!

・先入観を持たずに試してみると、「属人化からの脱却」を行うチャンスは沢山有る!!
 

 




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