ニュースレター

2019年 2月 22日発行
・まさかこんな事でこんなに苦しむとは・・・

・しっかりと伝えておけば良かった・・・

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いつも社長の生の声をお届けするこの成長経営通信ですが、今回は初めて生の社長から聞いていない不安を書きました。

「事業承継」に関してですが、事業承継がバッチリ上手くいった会社の話です。

バッチリ上手くいった会社がその後に迎える思いもよらない大問題とは??

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「うるさい!!」と言われても・・・ちゃんと伝えれば後々感謝されますよ!!

● 一見バラ色の事業承継成功例ですが・・・

今回は「成長経営通信」にとって初の試みです。

皆様ご存じの通り、この通信は私が現役の経営者から聞いた「お困り事」を皆様に共有し、その解決のヒントを得て頂くための通信です。
その大前提を今回ひっくり返してしまいます!!1年半毎月書いてきて初の試みです。

だからと言って「社長ってこんな事で困っているのだろうなぁ・・・」といった妄想で書くのではありません。
私の仲間のコンサルタントが後継者から聞いた「悩み」があまりにインパクトが強かったので皆様に共有したいということです。内容としては「事業承継」の話です。


息子は大学卒業後一部上場企業で就職しました。その分野では日本トップクラスの会社です。
その会社での成績もかなり良かったようです。
一方、その息子の父親は同じ業種の小さな会社を地方で経営していました。

父親は仕事に没頭するあまり、あまり家庭を顧みなかった様です。
その影響からか??親子の仲は決して良い方ではなかった様ですね。

それでも、父親が倒れたことをきっかけにその息子は父親の会社を継ぎました。
一流の企業から来た社長の息子という立場でしたが、古参の社員もしっかりと受け入れてくれたそうです。
当然その息子も超一流企業で積んできた経験もあるので、しっかりと実績を残すことが出来ました。

父が倒れても頼もしい息子がしっかりと後を引き継いでくれる。
そして業績を伸ばしてくれる。
社員も新社長を信頼してしっかりと着いてきてくれる。
絵に描いたようなバラ色の事業承継成功例です。しかし・・・

● 思いもよらない苦しみが!!
             
後継者である息子は人知れず苦しんでいました。この時、既に父親は亡くなっていました。
優秀な後継者が何をそんなに苦しんでいるのでしょう??

実は・・・彼は「経営判断」が出来なくてとても苦しんでいました・・・

「経営判断」と言ってもこの「成長経営通信」でよく書いている「会社のお金の流れ」が見えないが故の経営判断が出来ないという話ではありません。
実はこの会社は「金融関係」の会社でした。
その分野の一部上場企業で働いてきた彼にとって経営数字は得意分野でした。
実際に経営の場面で「経営数字」に悩むことはほとんどありませんでした。

それでは何故彼は「経営判断」で苦しむのでしょうか??

● 「父親の思い」が分からない!!

実は彼は「父親の思い」に苦しんでいたのです。いまいちピンとこないでしょうか??

「この商品は今となってはもう時代遅れだ・・・でもこれは当社の主力商品だ。簡単に無くしてしまって良いのだろうか??この商品を開発したときの父親はどんな思いをこの商品に込めたのだろうか??」

「業績が良かった時代にどうして他のエリアに進出しなかったのだろうか??何故父親は地元密着にこだわったのだろうか??拡大路線を取らなかった父親はどんな考えを持っていたのだろうか??」

分かりやすく言うとこんな感じです。イメージ出来ますか??

● 何故病床に倒れる父親に聞けなかったのか!!

どんな会社にも「歴史」があります。
そしてその「歴史」にはそこで働いてきた社長や従業員の「思い」が沢山詰まっています。
後を引き継いだ後継者である息子は優秀だと思います。
そんな優秀な方でも、そういった熱い「思い」や「歴史」を自分一人の決断でひっくり返すのはかなりの勇気が要るようです。

彼と父親は決して良い関係では無かった。
だから病床で倒れる父親にもあまり接してこなかったようです。

ただ・・・
今、彼は「何故あの時父親をベッドからたたき起こしてでも教えを請わなかったのか・・・」
後悔は尽きないようです。

この「お悩み」は困ったことに現役の経営者からも聞けません。

当然、後継者からも聞けません。

それは何故か??
お互いに将来そんなことになるとは夢にも思っていないからです。

この問題を解決するのはなかなか難しいでしょう。
特に経営者と後継者が親子の場合は特に。
お互いに照れがありますからね。

でも「うるさい!!」と言われても社長はこの「歴史」と「自分の思い」は後継者にしっかりと伝えて下さいね。後々必ず感謝されますよ!!

どうしても照れがあって難しい場合は信頼できる第三者を挟むことをお勧めします。

出来れば、後継者だけでは無く幹部社員も一緒に聞いてもらうことで、後継者と幹部社員の「思い」が重なる効果が期待できるかもしれませんね!!

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今月の気付き

・今は思いもよらない問題でも将来大きな問題になるケースも!!

・社長は嫌われても、自信を持って自分の「思い」を後継者に伝えましょう!!

・幹部にも一緒に聞いてもらうことで、後継者と幹部の関係性強化にも繋がります!!
 

 




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