いよいよ少しずつ本格施行が始まった通称トラック新法。本格的な施行の時期が近付くにつけて、業界全体が大きな転換期を迎えています。
この変化を私はひとつの「チャンス」だと見ています。
これまで運送業界は、長時間労働・低運賃という構造的な問題を抱えてきました。しかし新法の施行によって、ドライバーの働き方が適正化され、運賃も含めた業界全体の体力が問われる時代に入りました。そこには、きちんと経営基盤を整えた会社にとっての「明るい未来」があると確信しています。
ただし、その恩恵をすべての会社が享受できるわけではありません。
今後、運送業界は明確に「勝ち組」と「負け組」に分かれていくでしょう。その分岐点となるのが、「ドライバーを確保できるかどうか」です。
ドライバーを採用・定着させるためには、給与をはじめとした待遇の改善が不可欠です。そのためには、まず運賃を適正な水準に引き上げることが必要になります。つまり、荷主との運賃交渉が、これからの運送会社の経営を左右する最重要課題のひとつとなっているのです。
「お願い」から「根拠」へ——交渉スタイルの転換
ところが、多くの運送会社が運賃交渉を苦手としているのが現実です。
「燃料費が上がって苦しいんです。どうにかお願いします」——そんな言葉だけで交渉に臨んでも、荷主側としては困ってしまいます。値上げを受け入れたくても、社内で説明する材料がないからです。
これからの交渉で必要なのは「根拠のある数字」です。このコースの走行距離はいくらか、拘束時間はどれくらいか、燃料費・車両費・人件費を合計するといくらかかるのか——そうした原価の内訳を整理し「だからこの運賃が必要です」と示せる会社だけが、荷主と対等に話し合える立場に立てます。
しかし、原価計算や経営数字の管理は、多くの運送会社にとってなじみが薄い分野でもあります。現場の仕事は得意でも、数字の整理は苦手という会社は少なくありません。
「感覚」に「数字」を足す——適正運賃シミュレーター
そうした課題を解決するサービスとして注目しているのが、合同会社Ai.SoLinkが提供する「適正運賃シミュレーター」です。
Ai.SoLinkは、「運送×ITで現場が回る形に」をコンセプトに、運送業に特化したITサポートを提供している会社です。運行管理者の資格を持つメンバーが揃っており、現場の言葉や課題を深く理解したうえで支援してくれるのが特徴です。
この適正運賃シミュレーターの最大の特長は「入力項目が少ない」という点です。複雑な原価計算システムというと、初期設定だけで膨大な手間がかかるイメージがありますが、このツールは発想が違います。
最初に会社ごとの基本情報(車種別の固定費、燃料単価、保険料、整備費など)を一度登録しておけば、日々の試算では「ドライバーの日当・現在の運賃・往復距離・高速代・拘束時間」の5項目を入力するだけで、すぐに計算結果が出てきます。
その結果として表示されるのが、「このコースはいくら以上でないと利益が残らないか」という損益分岐点と「では適正な運賃はいくらか」という目安の数字です。さらに国土交通省が告示した「標準的な運賃」との比較も確認でき、現在の運賃がどれだけ基準を下回っているかを客観的に把握できます。
そして何より便利なのが、計算結果をそのまま荷主への提案書としてPDF出力できる機能です。コースの条件、原価の内訳、適正運賃の根拠——こうした情報がひとつの資料にまとまるため「なぜこの金額が必要なのか」を数字で説明できる状態が整います。
現場を知る人たちが作ったサービス
Ai.SoLinkの共同創業者の方とは、Zoomで何度かお話しする機会がありました。元大型トラックドライバーの経験を持つ、とても誠実で気持ちのよい方です。
実際に現場を経験しているからこそ、運送会社が何に困っているのかを深いところで理解している——そんな印象を受けました。「感覚を否定するのではなく、現場感覚に数字を足す」というAi.SoLinkのサービス哲学は、まさにその経験から生まれたものだと感じます。
トラック新法の波にしっかり乗り、勝ち組として次のステージへ進むために——まずは自社の原価を数字で見える化することから始めてみてはいかがでしょうか。
興味のある方は、ぜひAi.SoLinkのホームページからお問い合わせしてみてください。また、当社にご連絡いただければ、直接おつなぎすることもできます。お気軽にどうぞ。
▶ Ai.SoLink公式サイト:https://aisolink.co.jp/
